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シンガポール拠点VCが語る、AIツール活用で業務効率化と投資成果を高めた実践例

自己紹介とVCキャリア
シンガポールに本拠を置くOMVCのベンチャーキャピタリスト、マーク・パレット氏(26歳)は、バルセロナの大学でeコマースファッションビジネスを経営していた頃にベンチャーキャピタルに初めて触れました。その後、香港の留学プログラムで多数のネットワークを築き、フィンテック・ブロックチェーン・AIへ投資するVC企業と出会い、卒業後も同社に残って香港で3年間勤務。その後シンガポールへ移り、アジア太平洋地域への投資を担当しています。
AIツールへの投資とコスト
VCとしてのキャリア開始以降、12社以上のAI企業に投資しており、AIはポートフォリオのごく一部ではなく、本人のワークフローの中心となっています。Claude、ChatGPT、n8n、文字起こしAPIなどのAIツールに毎月120ドル以上を支払い、さらに追加費用が発生するほど積極的に利用しています。「生産性が向上すれば、もっと投資したい」と考えています。
AIによるワークフロー自動化
2023年にChatGPTの使用を開始し、Claude Code、Cursor、Replitといったコーディングツールを導入したことで大きな転換が訪れました。まず、創業者とのミーティングを自動的に要約する仕組みを構築。Firefliesで会議を録音し、手動メモ作成の代わりに、課題・解決策・市場・デューデリジェンス情報を網羅した構造化サマリーを生成します。
知識ベースと情報整理
LinkedInやXで読んだ有益な情報を忘れないように、NotebookLMにリポジトリを作成し、閲覧した内容を即座に保存。ブログ記事執筆時にはこのリポジトリから必要な情報を検索して取得できます。また、Andrej Karpathy氏の「自動更新型ナレッジベース」の概念に触発され、Claude Codeを用いてVC向けの類似システムを構築。Gmail、Slack、通話文字起こし、ニュースレター、YouTubeポッドキャストなど多様な情報源からデータを取得し、AIエージェントが解析・整理してポートフォリオ企業ごとに資金調達・財務・商業最新情報のページを更新します。
AIがもたらす効果とインターン比較
AIを活用したワークフローにより、四半期ごとのリミテッドパートナー向けレポート作成や監査支援が自動化され、膨大な運用作業時間を削減。LinkedIn投稿エージェントのおかげで、記事掲載頻度を2か月に1回から3週間に1回へと加速し、取引フローが増加、対面ミーティングに充てる時間が増えました。インターンを1か月研修するよりも、AIと自身の併用の方がはるかに効率的であり、AI+自分が最も強力な組み合わせだと実感しています。