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iPhoneのChatGPTからMacを遠隔操作する方法:BCDによる安全なリモートMCP設定

概要
著者は、スマートフォン上の ChatGPT や Claude から Mac の操作を可能にする「BCD」というリモート MCP 環境を構築しました。本稿では、その仕組み、導入手順、具体的な活用例、そして安全対策と現在の制限について解説します。
仕組み
BCD は主に二つの要素で構成されています。
- Mac 上にインストールする軽量エージェント – WebSocket 経由でリレーに接続し、外部からの指示を受け取ります。ネットワーク上で待ち受けやポート開放は行われません。
- https://bcd.snack-wrap.com/mcp に配置されたリモート MCP サーバー – このサーバーを ChatGPT や Claude のカスタムコネクタとして登録することで、AI が Mac 上のツールを呼び出せるようになります。
セットアップ手順
導入に要する時間は約 5 分です。
- bcd.snack‑wrap.com で無料アカウントを作成します。
- Mac のターミナルに次の一行を貼り付けて実行します。
curl -fsSL https://bcd.snack-wrap.com | bash - 表示されたブラウザタブで「承認」をクリックし、エージェントをログインサービスとして登録します。再起動やスリープ後も自動で再接続されます。
- ChatGPT または Claude の設定画面からカスタムコネクタを追加し、URL
https://bcd.snack-wrap.com/mcpを指定します。
活用例
実際に著者が頻繁に使用しているプロンプト例を紹介します。
- 「ダウンロードフォルダーをファイル種別ごとに分類し、移動した項目を教えて」
- 「デスクトップの会議メモ PDF を読んで、未完了の To‑Do を列挙」
- 「sales.xlsx の 9 月と 8 月の売上を製品別に比較」
- 「動画の 0:20〜0:32 を 9:16 の縦型クリップに切り出し、タイトルを付与」
- 「iOS アプリをビルドし、TestFlight にアップロード」
接続が途切れても長時間ジョブは継続し、AI は途中で失われた応答を再度確認できます。
安全モデル
デフォルトでは Mac は読み取り専用状態で開始し、AI は閲覧のみ可能です。
- ファイル書き込み、コマンド実行、画面操作、クリップボードへのアクセスは、ダッシュボード上で個別に有効化できるスイッチで管理します。
- AI が行ったファイル変更は一覧化され、元に戻すことが可能です。
- BCD はファイル内容を永続的に保存せず、AI へ渡す際はメモリ上のリレー経由で転送します。
制限事項
現在は macOS のみ対応しており、Windows 版は待機リストがあります。また、カスタムコネクタ(ChatGPT 開発者モード、Claude カスタムコネクタ、Claude Code、Codex)に対応した AI アプリが必要です。
1 台の Mac は無料で利用でき、月間のツール呼び出し回数に制限はありません。新規アカウントはカード不要で、3 台までの Mac を 1 か月間無料で試すことができます。
まとめ
BCD を用いることで、スマートフォン上の対話型 AI から Mac の各種操作を安全かつ簡便に実行できます。興味があれば、プロンプト例は 公式サイトの Prompts ページをご参照ください。