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兄のための無料学習ノート『Inkwand』の紹介

概要
本稿は Hacktoberfest Weekend Challenge 「Build for a Friend」への提出作品です。筆者はインドで開催される大規模工学試験 GATE(IIT 修士課程入学試験相当)の受験対策として、兄向けに無料の学習ノート「Inkwand」を作成しました。
主な機能
- 公式シラバスから抜粋した 13 科目・86 章を本棚形式で閲覧。章をクリックすると本が棚から滑り落ちて開く。
- 各章のメモはフレンドリーな先輩のノート風に、簡単な説明・実例・よくある罠・覚えておくべき 1 行を掲載。キーワードはピンク・緑・黄の蛍光ペン、罠はオレンジで強調。
- 章ごとに 5 問の練習問題を用意。正解で金星・メダル・王冠・「とても良い!」ステッカーが付与され、誤答では優しい十字と解説が表示。満点でトロフィー取得。
- タップ式フラッシュカードと、緑色のチェックマークで進捗管理。
- 学習カレンダーで日々の学習状況を可視化。日付にカーソルを合わせると学習内容が表示。
- 「何でも聞いてください」ボックスで不足項目を入力すると、Gemma がその場で新しいメモ・練習紙・フラッシュカードを生成。
技術構成
バックエンドは Python と FastAPI、フロントエンドは純粋な HTML・CSS・JavaScript で構築。フレームワークは使用せず、全アイコン・ステッカー・描画はインライン SVG で実装。モデルは Gemma‑4 系列(gemma‑4‑26b‑a4b‑it がメイン、gemma‑4‑31b‑it がバックアップ)。ホスティングは Render の無料プランを利用。
開発上の工夫
当初はページを開くたびに Gemma にメモ生成を依頼していたが、応答時間が 45〜90 秒と長く、無料枠のトークン消費も激しかった。そこで全 86 章分のメモ・練習紙・フラッシュカード(計 258 部分)を事前に生成し、JSON(約 744 KB)として保存。以降は即座に章を表示でき、API キーが無くても機能する。
無料提供の意義
学習教材は有料の壁に縛られるべきではありません。Inkwand は完全無料で利用でき、ソースコードとデータは MIT ライセンスで公開。誤答の修正はプルリクエストで誰でも行える仕組みです。また、モデル障害時は自動でバックアップモデルへ切り替える設計となっており、ロックインがありません。
利用例
2 分程度で「Operating System」→「Deadlock」の章を開き、メモを読んで練習問題に挑戦し、ステッカーを集め、フラッシュカードをめくると、カレンダーの該当日にカーソルを合わせたときに学習履歴が確認できます。ページ下部には小さな教室が配置され、背景は方眼紙、蛍光ペンやチョークで装飾されたデザインです。
デモとコード
デモ:https://inkwand.onrender.com
GitHub リポジトリ:https://github.com/pyarchana/inkwand(MIT ライセンス)
まとめ
Inkwand は、兄の学習を支えるだけでなく、同様のニーズを持つすべての人に無料で提供できるオープンな学習ツールです。
元記事: https://dev.to/chanadev/a-study-notebook-for-my-brother-written-by-an-open-model-2n20