概要
国際宇宙ステーション(ISS)内部の「PrK転送トンネル」と呼ばれる領域で、漏洩が顕著に悪化したことがNASAの最新報告で明らかになった。ロスコスモスは長年にわたりこの領域の漏れを監視し、一時的および永久的なシーラントを用いて対策を講じてきたが、今回の検出結果により更なる対応が必要となった。
漏洩の検出と原因
Progress 95宇宙船による貨物輸送中、ロスコスモスは1日あたり約2ポンドの漏洩量増加を確認した。この増加はPrK内部の新たな疑わしい漏洩領域に起因すると考えられ、技術者はその位置を特定した。
対応策とリスク評価
ロスコスモスは漏洩原因領域のアクセス改善のため、ブラケットを切断する計画を提示した。しかしNASAは、この手法が周辺構造物へのリスクを高める可能性があると懸念を表明した。
乗組員の安全確保
潜在的な構造リスクを受け、NASAはSpaceXクルー12の4名とNASA宇宙飛行士クリス・ウィリアムズに対し、「安全避難所」への退避を指示した。ウィリアムズはSoyuz MS‑28でステーションに向かい、乗組員はSpaceXドラゴン宇宙船内で待機した。
作業の一時停止と今後の方針
金曜日の朝遅く、ロスコスモスは構造修復作業を一時停止し、追加測定データの取得と解析に注力した。今後のフォローアップ作業では、疑わしい領域の検査と既にシーラントが施された箇所の確認が行われる。NASAはさらなる情報収集を支持し、ISSの国際パートナーと連携して漏洩問題の確実な解決を目指すと述べた。
元記事: https://www.sciencedaily.com/releases/2026/06/260608040006.htm