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政府ウェブサイト刷新を狙うナショナル・デザイン・スタジオ、DOGEから派生した新たな組織の実態

背景と設立
昨年、政府効率省(通称DOGE)が縮小し始めた中、別のハイテク億万長者が率いる新組織としてナショナル・デザイン・スタジオ(NDS)が姿を現しました。NDSは元Airbnb共同創設者で現在は国家最高デザイン責任者を務めるジョー・ゲビア氏が率いています。
ミッションと組織構造
ゲビア氏の掲げる使命は、政府のウェブサイトを再設計し「優れたユーザーエクスペリエンス」を備えた「美しくデザインされた」サイトへと変えることです。一方で、NDSはDOGEと共通する点が多く、チーム構成の不透明さや連邦規則への適合状況が不明であると指摘されています。また、求人は公式サイトに掲載されていますが、具体的な役割や応募方法はほとんど示されておらず、USAJobsにも掲載されていません。
採用プロセスと課題
『WIRED』が取材したエンジニアは、面接が極めてカジュアルで体系的なプロセスが欠如していると語っています。面接官はコリスティーン氏のみで、他の担当者は同席せず、電話面接が中心でした。応募者は自身の連絡先がどのように取得されたか不明で、面接中に求められたスキルセットも曖昧でした。
主要人物と役割
エドワード・“ビッグ・ボールズ”・コリスティーン氏とアカシュ・ボバ氏は、かつてDOGEの中核を担っていたエンジニアで、現在はNDSに所属しています。コリスティーン氏はエンジニアリング責任者として、プライバシー保護ツール「Rampart」の開発を指揮しています。また、元DOGEメンバーで現在保健福祉省(HHS)の最高技術責任者を務めるザカリー・テレル氏もNDSに「貢献」していると自身のウェブサイトで述べています。
開発中のプライバシーツール「Rampart」
NDSは、ユーザーのブラウザから個人情報(PII)が流出するのを防止するツール「Rampart」の開発を進めています。このツールは、OpenAIのプライバシーフィルターに類似した機能を持ち、メールアドレスや住所、口座番号などを自動的にマスクします。ただし、政府サービスでの具体的な活用方法は明確に示されていません。
批判と今後の展望
エンジニアは、NDSの組織が目標や方向性を欠いていると感じ、税金の無駄遣いにつながる恐れがあると指摘しています。ホワイトハウスのデービス・イングル報道官はNDSの成果を称賛し、トランプ前大統領もイノベーションと効率性を重視するとコメントしていますが、NDS、HHS、OPMはいずれもコメントを控えています。今後、NDSがどのように政府デジタルサービスを近代化し、透明性と効果を高めていくかが注目されています。
元記事: https://www.wired.com/story/national-design-studio-doge-recruiting/