ローマン宇宙望遠鏡の概要
NASA長官ジャレッド・アイザックマン氏は、メリーランド州グリーンベルトのNASAゴダード宇宙飛行センターで開催された記者会見にて、ローマン宇宙望遠鏡(Nancy Grace Roman Space Telescope)の開発加速は「公共投資、機関の専門知識、民間企業が力を合わせて、世界を変えるほぼ不可能なミッションに取り組む」成功例であると評価しました。
科学的目的と期待される成果
ローマンは、広大視野と高度な赤外線画像処理機能を兼ね備えており、科学者は宇宙の広範囲を驚異的な詳細で観測できるようになります。主な科学目標は暗黒エネルギー、暗黒物質、そして太陽系外惑星の研究です。また、研究者は本望遠鏡が幅広い天文発見を支援することを期待しています。
データ規模と研究へのインパクト
5年間の主要任務期間中、ローマンは総計約20,000テラバイトのデータを含む巨大アーカイブを蓄積すると予測されています。この膨大なデータは、約10万個の系外惑星、数億個の銀河、数十億個の恒星、さらには未観測の天体や現象といった異常な宇宙現象の研究に活用されます。
打ち上げ計画と協力体制
ローマンはフロリダ州ケネディ宇宙センターの発射施設39Aから、SpaceX社のファルコン・ヘビーロケットで打ち上げられる予定です。具体的な打ち上げ日時は、ミッション準備の進展に伴い後日公表されます。
ミッションはNASAゴダード宇宙飛行センターが管理し、NASAジェット推進研究所、南カリフォルニアのカリフォルニア工科大学/IPAC、ボルチモアの宇宙望遠鏡科学研究所(STScI)など、多数の研究機関の科学者が参画しています。
元記事: https://www.sciencedaily.com/releases/2026/05/260518041345.htm